子商いプロジェクトは、地域の子どもたちを対象とした、商いを通してお金と社会について学ぶワークショップ企画です。主催は「滝尻わさび園」の浅田恵子さん。
昨今、「お金」の教育が重要視され、学校の授業にも採用されるようになりました。しかし、知識だけではなく、体験と経験を通して得る学びは多くあると考え、実践的なワークショップ形式で学ぶ、実効型のお金の教育プログラムをつくりました。
この講座では、商いの基本である【仕入れ・売り値を決める・売る】に取り組みます。実際に自分たちで出資して商品を仕入れ、値段を決めて売ってみる。「小さく稼ぐ」を繰り返しながら、親子でアントレナーシップを育む場所にしたいと考えています。
浅田恵子さんより
私は企画段階でのアイディア出しと運営スタッフ、講師として関わらせていただきました。
今回は全3日間の構成で、「地元の特産品」をテーマに、「滝尻わさび園」のわさびを、修善寺のお茶屋産「荘康園」のお茶を仕入れて販売をすることにしました。
出店に向け、まずは、地域の事業者に話を聞いて地場産品を知る。どんな人に売りたいのかターゲットを決める。原価の構成と原価計算などお金について学び売値を決める。どのようにすれば商品の良さが伝わるのか、見せ方・売り方を学びポップやプライスカードを作るという過程を経ていよいよお店のオープンを迎えました。
売るための仕組みづくりからツールまで、色々と工夫を凝らした、素敵なお店をつくりあげていて。その甲斐あってか、売り上げも好調だったようです。
特に、お客さんを引きつけようと考えた、値引き券が当たる「わさびくじ」は、売り上げの見込み額から値引きに回す予算を決めたり。お客さんの立場になって、どのくらいの値引額だったら嬉しいか、どんなくじ券、どんな箱だったらワクワクするか…少しのアドバイスからどんどんアイディアを出していて、とても感心しました。
作業内容 | |
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企画補助 | 企画構成のアイディア提供、アドバイスなど |
デザイン補助 | 子どもたちのデザイン制作の補助など |