子商いプロジェクトは、地域の子どもたちを対象とした、商いを通してお金と社会について学ぶワークショップ企画です。主催は「滝尻わさび園」の浅田恵子さん。
前回同様、企画段階でのアイディア出しと運営スタッフ、講師として関わらせていただきました。
前回の様子はこちら▼
今回は全4日間の構成で、「駄菓子屋縁日×地域らしさ」がテーマでした。
初日はワークシートを使った商いの基本となる仕⼊と売上や利益などのお金についての座学と、地域について知るために温泉街を散策。
2日目は企画立案と伝えるためのデザインの座学。お客さんが買いたくなるような販売方法の企画を考えて、それぞれにプレゼンテーションを行いました。最終的に、温泉街のレトロな雰囲気や射的屋さんから着想を得た「昔ながらの手づくりゴム鉄砲の射的」、修善寺にまつわるクイズに正解するとボーナスお菓子がもらえる工夫など、全4つの企画が採用されました。
3日目は様々な販売ツールを準備。座学会で学んだ、伝えたい情報の発散、優先順位をつけての整理、それに応じた表現の仕方を実際に応用したり、デザイナー(私)に発注も。鯉のぼりのモチーフも、こどもの日が近いから入れようという子どもたちの案でした。
そして、最終日の5月4日はいよいよお店をオープン。ゴールデンウィークということもあり人出も多く賑わう中、子どもたちの呼び込みの声が温泉街に明るく響いていました。大盛況の中営業を終え、収益の計算とふりかえり会を行い、今回の全プログラムが終了。最終収支はわずかですが一応は黒字で、子どもたちは少し疲れた様子もありながらも、嬉しそうに帰っていきました。
特に印象的だったのは、営業時間が2時間だと伝えられた時の子供達の様子。「もっと長くして!」「夜までやりたい!」と大騒ぎでした。初日の時点で伝えてはいたのですが、準備が進む中で楽しみな気持ちがどんどんと膨らんだようです。子どもたちの集中力や体力的には無理だろうに、それだけの強い思いを持ってくれたのはなんだか嬉しかったです。
作業内容 | |
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企画補助 | 企画構成のアイディア提供、アドバイスなど |
デザイン補助 | 子どもたちのデザイン制作の補助など |
デザイン | ワークシート、告知フライヤー、PR用フライヤーなど |
その他 | 各種ツールの仕上げ、印刷など |